中倉 彰子

代表取締役・女流棋士 @ 株式会社いつつ


女流棋士。女流アマ名人戦連覇後、94年高校3年生で女流棋士としてプロデビュー。プロとして公式戦を戦うだけでなく、穏やかな話しぶりや落ち着いた雰囲気が人気を集め、NHK杯将棋トーナメントなどテレビ番組の司会や聞き手、イベント司会などでも活躍。妹の宏美も女流棋士で、姉妹をモデルとした映画「とらばいゆ」(2001年、監督:大谷健太郎 主演:瀬戸朝香・市川実日子)の監修も務めた。

2007年日本女子プロ将棋協会設立に参画。事業部長として、地元府中市で女流棋士トーナメント「武蔵の国府中けやきカップ」を立ち上げる。以後毎年3月に開催。350名以上が参加する。女性と外国人を対象にした「THE CAFÉ STYLE」など、女性や国際的な将棋普及に努める。「アパガード杯女子団体戦&キッズ団体戦」など大会のプロデュースも手掛ける。地域や子どもたちに長く親しまれるイベント作りを心がけ、けやきカップは8回目、アパガード杯は7回目を数える。日本女子プロ将棋協会の主催するイベントの中でも、これらはロングランとなっている。

私生活では3児の母親でもあり、育児と仕事の両立に奮起。子どもへの将棋普及への思いから、子ども向け木製おもちゃブランドWoodyPuddyと共同で、入門用盤駒「はじめてのしょうぎセット」を開発。入門書籍「親子ではじめるしょうぎドリル」(講談社)を執筆、DVD「はじめてのしょうぎ入門」を制作、台本作りから携わる。子育てエッセーを地方紙7新聞に連載し、近年は将棋と知育・育児を結びつけるような活動を広く展開。2015年10月株式会社いつつを設立、代表取締役に就任。女流初段。法政大学人間環境学部卒。